久遠 ~ 紅蓮・Interlude ~

 

 

【 久遠 ~ 紅蓮・Interlude ~ 】

 

 

 

 

Heart beats fast  Colors and promises
How to be brave
How can I love when I’m afraid  To fall
But watching you stand alone
All of my doubt  Suddenly goes away somehow
鼓動が高まる
彩に溢れた世界で誓いあう
勇気を出して
躓くのを怖がってたら、愛することもできない
一人でそこに立っているあなたを見てたら
全ての不安は、あっというまに消えて

One step closer
もう一歩、そばに来て

I have died everyday  waiting for you
Darling, don’t be afraid  I have loved you
for a Thousand years
I’ll love you for a Thousand more
毎日懸命にあなたを待ってた
ねえ、怖がらないで
今まで千年の間、あなたを愛してた
これから先の千年も、愛し続ける

Time stands still  Beauty in all she is
I will be brave  I will not let anything  Take away
What’s standing in front of me
Every breath,  Every hour has come to this
時が止まる
あなたは変わらず、ただ美しい
もう何も怖くはない
何も奪わせたりしない
目の前のあなたを
今までの人生の全ては、この時のためだった

One step closer
もう一歩、そばに

I have died everyday  Waiting for you
Darling, don’t be afraid  I have loved you
for a  Thousand years  I’ll love you for a Thousand more
毎日懸命に、あなたを待っていた
どうか怖がらないで
今まで千年の間、愛してきた
これから先の千年も、愛し続ける

And all along I believed
I would find you
Time has brought  Your heart to me
I have loved you for a Thousand years
I’ll love you for a Thousand more
ずっと信じてた
必ずあなたに逢えることを
時の流れが、あなたの心を伝えてくれた
あなたを千年、愛し続けてきた
そしてこれから先の千年も愛してる

One step closer
One step closer
もう一歩
もう一歩 そばに来て

I have died everyday  Waiting for you
Darling, don’t be afraid,  I have loved you
for a Thousand years  I’ll love you for a Thousand more
毎日ずっとあなたを待ってた
何も怖がったりしないで
今まで千年、あなたを愛してきた
そしてこれから先の千年も、愛しているから

And all along I believed
I would find you
Time has brought  Your heart to me
I have loved you for a  Thousand years
I’ll love you for a  Thousand more
ずっとずっと信じてきた
必ずあなたに逢えることを
時の流れが、あなたの心を運んでくれた
あなたを千年、愛し続けてきた
そしてこれから先の千年も愛し続ける

 

*****

 

あなたが出てから、今日で何日?手作りのカレンダーを見るのがすっかり癖になってる。
日課みたいに毎日睨めっこして、眠る前に白いそこに×をつけるのが楽しみになってる。

あの時みたいなカウントダウンじゃない。
離れる日までの淋しい計算じゃない。
あなたと離れて時間が経つほど、再会の日は近付いてる。

言ってくれた。あの声で、あの瞳で。

「待っていろ、すぐに戻る」

信じてる。そして待ってる。きっと無事で帰って来る。
この青い空の下にいるあなたに、私の心は駆けて行く。
そこにいて、声を聴いて、あなたを呼んでるこの声を。
淋しい、でもすぐに逢える。 逢いたい、でもきっと待てる。
あなたの息だけが、私を生かすの。
あなたの声だけが、私を起こすの。

「婚儀だ」

あなたは嬉しそうに、そう言ったけど。
ねえヨンア、結婚なんてどうでもいいの。
負け惜しみでも、強がりでもないの。
私の世界で結婚式の日だけが幸せだったって人がどれくらい大勢いるか、知ったらきっとあなたはがっかりする。

愛も情熱も薄まって、いつの間にか一緒にいる事が生活になって。
家族になれるのは素敵な事なのに、それも忘れて。
愛を誓った人を忘れて、その人への礼儀も忘れて、泣かせたり、裏切りの罪を犯す人すらもいる。

感謝の言葉も、毎日逢える喜びも忘れるくらいなら、私はずっとこのままがいい。
あなたを待って、そして毎日感謝していたい。
この同じ青い空の下、あなたが生きてる事。
私の声で微笑む、あの目が待っててくれる事。
私の息で温まる手が、そこにあってくれる事。

あなたがいる事に、ずっとずっと感謝したい。
生まれてくれて、ありがとう。
生きててくれて、ありがとう。
見つけてくれて、ありがとう。

そして、あなたがしてくれた事に感謝したい。
困難を乗り越えてくれて、ありがとう。
一生一緒と誓ってくれて、ありがとう。
帰りを待っていてくれて、ありがとう。

ねえヨンア、結婚は私にとってゴールじゃないの。
可愛くないね。ゴールインだなんて思えなかった。
うんと小さい頃からそうよ。
これから二人で歩き始めるスタートの日だって私は思ってる。

あなたと逢えただけで、こうして何度も巡り逢うだけで、私はそれ以外に何もいらない。
こうして巡り逢える、あなたと何度も愛し合える、それが判ってるだけで十分幸せなの。

何があっても、終わりじゃない。 少しだけ離れるね、そう言える。

ただ一つだけ心配なのはね、もし私が先に何かあれば次に巡り逢うまでの間、あなたに淋しい思いをさせること。

だって私は、知っているから。私の世界のあなたの墓碑に、何が刻まれているか。
「三韓國大夫人文化柳氏祔左」

あなたと一緒のお墓に入れる、それだけで十分幸せだけど、でもそれでも私が先に死んだら、あなたはきっと悲しむから。
そんな思いはさせたくないの。ただの私の我儘だけど。
あなたを残すのだけが心配。
悲しい時、温めてあげられない事だけが心配。

それでも先は恐れない。あなたを呼ぶわ。
だからあなたも同じ空の下、私を呼んで。
私がこうして、あなたを呼んでるみたいに。
その声はきっと、ここにいる私に届くから。
そして私は、もう一歩あなたに近づくから。
淋しがらないで。怖がらないで。
出会う日を別の世界で、ずうっと待ってた。
そしてこれから先の日々も、愛し続けるわ。

 

 

夜の帳の下りた兵舎、静かな空を見上げる。
あの白い月は、あなたの空をも照らしている。
今流れた星は、あなたの空にも光の尾を引く。

あなたはもう眠っただろうか。それともまだ起きているか。
夢にいるなら忍んで行こう、その中で今宵も逢うために。
起きているなら月を見よう、例えこの身は離れていても。
少しでも埋めたい。イムジャ、あなたとのこの距離を。

泣き顔を見せぬように、また堪えているだろう。
叔母上かマンボか誰かに吐露していれば良いが。
出征する俺にすら懸命に隠していたその涙を、あなたが易々と他の者に見せるわけがない。

その背を向けて肩を震わせ、声を殺して泣いていた。
俺の安全だけが大事と、この鎧の背紐を結び呟いた。

あなたは此処にいる。もう呟く必要はない。
帰ればすぐにこの腕で護れる。その小さな体を背に庇い。
判っている。帰ればすぐにそうできる。
隠すその涙を拭けぬ距離に焦れるのは、単なる俺の我儘だ。
離れるほどに胸の中不安が募るのは、単なる過去の妄想だ。

敷けるだけの護りを敷いた。尽くせるだけの手を尽した。
それでも何かが足りねば、それでも手を伸ばされれば、そんなこみ上げる苦い水のような思いに歯噛みをし。

少なくとも不安を抱え、戦場に立つわけにはいかぬ。
この背に負う兵の命、国の行方、そして王様の威信。
この手が握っている、好もうと好まざるとに係らず。

毒使いは生きている。あなたを狙ったあの陋劣な鼠は元の奇皇后の傘の下、未だに物陰にてうろついている。
この次こそは仕留めて見せる。俺自身がこの手で必ず。
奇轍の時のような楽な死に方、奴には決して赦さない。

あの丘であなたが連れ去られる刹那、全てを知った。
何故目が離せなかったか。何故無理に連れてきたか。
共に過ごしてきた、遠回りの日々は何故だったのか。

時の螺旋に組み込まれたような俺たちの運命を信じる。

遅くなんかない、これからが始まりよ。そのあなたの声を追いかけ。

もう二度と離さない。あなたを奪わせたりはしない。
必ずこの手で護り抜く。この俺の全てを懸けて誓う。
あなたと再び逢うために、あの扉の傍で待ち続けた。
今まで生きてきた全ての理由は、そこにあったのだ。

死ぬ日を数えたあの日々が教えてくれた。二度と凍るような日々には戻らない。
生きて幸せになる。生きて幸せにする。掴むべき手を掴み、護りたい方を護る。

たとえ千年でも、俺は待った。 掴むべきあなたの小さな手を掴むため。
そして千年でも、護り続ける。 此処にいるあなたをこの命の続く限り。

だから傍に来い。そして俺も行く。
二人がそうして近付いて、今の俺達がある。
あなたがいる限り死なぬ。あなたを残しては逝けぬ。
だからこそ必ず勝つ。勝ってあなたの元へ戻る。
俺に常勝を誓わせるあなたこそ、高麗の武神。
他の誰も、俺にこんな誓いを立てさせることはない。
戦前夜の闇の中、俺を微笑ませることはできぬ。

あなただけだ。あなただけが俺を生かす。

誰であれ、あなたに害成すものは許さん。
あなたに近寄り、脅かす事まかりならん。
この命の続く限り、誰より傍で必ず護る。
それがあなたへ立てる、俺の久遠の誓い。

ここより永遠に。

 

 

同じ青い空の下、私を呼んで。 その声に気づいたら、私は駆けてく。

同じ月を見上げて、俺を呼べ。 その声を聞けば、必ずあなたへ戻る。

 

 

 

【 久遠 ~ 紅蓮 Interlude ~・ Fin 】

 

 

 

 

 

 

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