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2014 Xmas | 紫苑・3

    「とにかく邪魔が入らないうちに。私はソヨン。あんたは?」 「・・・ソンジン」 障子越しの白々とした日差しの明かりの中。 ソヨンと名乗ったこの女は呟く俺の声を聞き、少しばかり目許を緩めて頷いた。…