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2014 Xmas | 紫苑・2

    あの木の立つ丘までようやく歩く。 ここからは叢が続く。 血の跡が見つかる事はもうなかろう。 そう思い、ようやく詰めていた息を吐く。 そして辺りの景色を見回し、異変に気付いて目を凝らす。 どこか…