2016.04.05 桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿 さらん 春花摘・終章 | 桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿・相聞 弐 あの方の部屋の扉外、黙ったままで魘される声を聞く。 あの時も、そして今も。聞くたび心が痛む辛そうな声を。 あの時果たせなかった己の誓いの結果がこれだ。 目を離し火女らに攫われたあの方の傷がこれ… 続きを読む