CATEGORY ■不倶戴天【長編】

不倶戴天 | 弐

    「大護軍」 「は」 「医仙」 「はい、王様」 翌朝の康安殿。 珍しく並んで拝謁に伺った俺達に向かい、冬の冴え冴えとした朝の光の中、王様は笑んで良いのか戸惑うように御首を傾げた。 窓の外、眸に映…