2016.01.24 ■碇草 さらん 碇草 | 肆 「申し訳ありません!」 今にも吹抜の土間に額を擦りつけそうな程に、深々と頭を下げるチュンソクの姿を見る。 「チェ尚宮殿より言伝を頂いております」 「何の」 「大護軍がいらしたら、すぐにお宅へお… 続きを読む