CATEGORY ■寿ぎ【長編】

寿ぎ | 翌暁 【 瑩 】

    眠るあなたを見つめる。瞬きも忘れる程に。 昨夜の宵の月の中でも。 今朝の曙の光の中でも。 何故これ程飽きぬのだろうか。 丘で再会して一年の間、存分に見つめて来たはずだ。 初めてあなたを知ったか…