CATEGORY ■寿ぎ【長編】

寿ぎ | 24

    「セイル殿」 「大護軍、お久しぶりです」 互いに手を握り合い、確りと眸を合わせる。 宴の人波のなかでもこの丈の高い男を探し出すのに苦はなかった。 おまけに横に付く門番は、今日は大斧こそ構えてい…