CATEGORY ■威風堂々【長編】

威風堂々 | 67(終)

    「良い庭だ、良く丹精されている」 「は」 急拵えの玉座前、王様へと向かって頭を下げる。 「住もうてみて、何か不便はないか」 王様は畏れ多くも此度の婚儀ばかりでなく、下賜して頂いた宅の住み具合に…