2015.12.02 ■威風堂々【長編】 さらん 威風堂々 | 47 「大護軍!!」 兵舎の門をくぐりながら叫ぶ声。じき暗くなる鍛錬場に出揃う全員が一斉にその声へと振り向いた。 構えた鬼剣の柄を片手で持ち直し鞘へと納め、振り向いた俺の眸に映る男の姿。 余程焦った… 続きを読む