CATEGORY ■威風堂々【長編】

威風堂々 | 43

    「・・・イムジャ」 額から唇が離れた後、去った熱を追うように問う。 「なあに?」 「きすとはまさか、額への口づけの事ですか」 「そういうわけじゃないけど、それも含むのよ」 「あの時の俺は間違い…