CATEGORY ■威風堂々【長編】

威風堂々 | 33

    「チェ尚宮殿」 迂達赤の兵舎に踏み込むと、気付いた隊長が走り寄る。 「どうされたのですか。大護軍は只今、医仙と共に」 「知っておる。その事でテマンに会いに来た」 「大護軍に何かありましたか」 …