CATEGORY ■紅蓮・勢【長編】

紅蓮・勢 | 68

    「イムジャ!!!」 紙のような顔色の徳興君を抱えたまま治療室へ駈け込み叫ぶと、奥の間から小さい体が転げるように飛び出して来た。 「ヨンア?どうしたの?」 その横に控えていたテマンが漂うこの男の…