CATEGORY ■紅蓮・勢【長編】

紅蓮・勢 | 23

    「明日、行くんだ」 テマンが俺に向かいそう言って頭を下げた。 「判っておろうな」 その声に顔を上げ奴の目を見る。 「まだヨンアを護れるほどではない」 その声にテマンが頷く。 「わかってる」 「…