CATEGORY ■紅蓮・勢【長編】

紅蓮・勢 | 13

    「来たか」 日参するこ奴の顔を認め、俺は頷いた。 「今日は何をするんだ」 「変わらん。座れ。息をしろ」 「分かった」 手裏房の隠れ家、ヒドの所に通い詰めてもうすぐ半月。 毎日部屋に座り、息をし…