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信義【三乃巻】~弐~ 篝火花・12

    徳成府院君奇轍の、あの鼻につく弟が慌てた顔で部下と共に、迂達赤兵舎へ駆け込んでくる。 兵舎内を泳ぎ回るその目は、隊長を探しているはずだ。 その突然の相変わらず無礼な訪問を、俺達は兵舎の吹抜けで…