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信義【三乃巻】~弐~ 篝火花・10

    王が扉を開け入って来た瞬間。 俺は獄の床に立ちあがり、真っ直ぐに王を見返す。 王が格子の扉を入られた瞬間。 薄暗い獄の床に片膝をつき、その姿を迎え入れる。 「余の与えた任務を、完遂しておらぬと…