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信義【三乃巻】~壱~ 迫られた選択・13

    先程の兵の様子が気にかかってならぬ。 建物の様子が見えぬかと視線を動かすが、物陰に隠れほとんど見えない。 しかし、今この朝餉の席を立つわけにも行かぬ。 いつまでも俺の前で飯を食うこの方のその警…