2014.11.12 ■珠の匣【長編】 さらん 一服処 | 珠の匣・7 大護軍の御屋敷を後に迂達赤兵舎への道を駆け戻りながら。 頭の中で一つだけの言葉を繰り返す。 戦が始まる。 大護軍は言った。遠くはないと。 いつだ。相手は北の元か、南の倭寇か。 だからか。だから… 続きを読む