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チェ尚宮の憂鬱 | 5(終)

    甥と再びまみえたのは、今より七年前でございます。 あれは、死んだ目をしておりました。 第二の家族とも呼ぶべき赤月隊の隊長も、以前お話した女子も、仲間たちも全て喪って。 その喪ったものの大きさに…