CATEGORY ■迷迭香 【長編】

迷迭香 | 13

    翌朝。 もう顔を隠す必要もないだろうが、それでもこの方に笠をかぶせ、身支度を整えさせる。 周りの奴らが俺達を盗み見ては、俺が睨むと慌てて目を逸らす。 昨日の一戦でも大した怪我人は出なかった。 …