CATEGORY ■或日、迂達赤

或日、迂達赤 | 蒼天 (終)

    徳興君とあの方の婚儀をどうにか阻み、典医寺に戻ったあの方に逢えた時。 俺は有頂天になっていた。 あの方の元まで何も考えずに走り、あの方を迷うことなく腕に抱き締めて。 これでもう大丈夫だと、心よ…