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或日、迂達赤 | 蒼天(中篇)

    王様たちが去ったほんの僅かの後。 王様の馬車を畦道の坂下に残しておいたお蔭で、敵は俺達の気配に気を取られ山道を駆け上って来た。 敵の一団の中にあの笛男と火女を認め、微かな焦りを感じる。 それを…