CATEGORY 天つ空

一服処 | 天つ空・午刻

    中天の刻。 地の影が真夏より少し長く、色が薄いのにチェ・ヨンは気付く。 こうして影を確かめるのは久々だと思い出す。 その影の映し出す己の後髪が、旋毛辺りで跳ねる。 身體髮膚 受之父母 不敢毀傷…