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2016 再開祭 | 気魂合競・廿肆

    「気が付かなかった。あのままじゃ、チュンソクが倒れてしまう。何か拵えて来るべきだった」 姫様は独り言のようにそうおっしゃいながら、私の手を掴んだまま人波を進んで行く。 「急ごう、ハナ」 突然こ…