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2016 再開祭 | 気魂合競・壱

    「大護軍」 窓外は灰鼠の重い雲が広がっている。 昼というのに薄暗く沈んだ私室の入口に、チュンソクが顔を覗かせた。 三和土に胡坐をかき、手入れしていた鬼剣から眸を上げる。 その眸を確かめた奴は部…