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2016 再開祭 | 銀砂・後篇

    駆け付けた門の前、川風に吹かれる長い黒髪が小さく舞っていた。 相変わらず何を考えているか読めない表情で、チャン・ビンが私に振り向いた。 あの時の傷が痛んだのだろうか。 また馬に何かあったのだろ…