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2016 再開祭 | 飄蕩・結篇(終)

    眠れぬ夜を過ごしたのは俺だけではなかったらしい。 海風の中に混じる欠伸、砂を踏む音。 東空も染まり切らぬ明け方から、起きた奴らが動き出す。 「枝を落とせ」 全員が揃った処で告げると不思議そうに…