CATEGORY 飄蕩

2016 再開祭 | 飄蕩・結 中篇

    「・・・これ、大護軍が全部釣ったんですか」 「おう」 「一人で」 それは俺が言いたいと、眸の前の砂浜に無造作に置かれた獲物に首を振る。 殆どの兎は弓でなく礫で額を割られていた。誰の手に由るか、…