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2016 再開祭 | 飄蕩・後篇

    「馬は通れそうか」 問いにテマンは頷いた。 「はい。ここから山道に入ってすぐです」 「先に馬を連れて行け」 「は!」 俺の声に騎馬隊が頷いた。 遠泳の後ようやく上陸し、草を食む間もなく牽きたて…