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2016 再開祭 | 玉散氷刃・廿壱

    春の夕方の陽射しが傾いて、見慣れた部屋の中を淡く染めていく。 部屋を出たまま戻らないチェ・ヨンの空席にウンスは目を投げた。 早く戻ればいいのに。そして、公卿のこんな苦しい告白を聞いて欲しい。 …