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2016 再開祭 | 紙婚式・拾弐

    「・・・こりゃまた」 長の庵を出た足で訪れた鍛冶場。 肚を震わせるような鉄打ちの音が漏れる扉前。 女鍛冶は眉を顰めると、この方から受け取った筒針を扉脇の灯に透かす。 「一体何ですかよ、医仙」 …