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2016 再開祭 | 棣棠・序

    【 棣棠 】     半歩斜め後でテマンがふと立ち止まり顔を上げ、その鼻面を天へと向けた。 まだ霞むには少しある、蒼から青への途の早春の空。 吹く風を嗅ぐように黙って見上げ…