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2016 再開祭 | 手套・結篇 〈 上 〉

    駆け込んだ典医寺。あの方の私室の窓は布で覆われている。 寒避けだと思いながらも、下らぬ噂の所為で何処か疚しさがあるからか、それがあの方の拒絶に思える。 一時の感情に流されて馬鹿な事をした。 後…