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2016 再開祭 | 薺・中篇

    大護軍はご自身の婚儀を思い出されたか、三和土の上で俺から眸を逸らすと思案顔で言った。 「高麗の仕来りとは全く違う。見たろ」 「それは、確かに・・・そうなのですが、しかし」 「お前の御相手は銀主…