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2016 再開祭 | 寒椿・後篇

    肚奥から吐いた息は、咽喉を過ると何故か笑い声のように響いた。 崔瑩から目を離さず、不慮の攻撃に向けガード可能な距離を取る。 呼吸の音から察するに、奴は内功遣いではないようだ。 但し武術の心得は…