CATEGORY 海秋沙

2016 再開祭 | 海秋沙・中篇

    的面を掌で一頻り撫でる。 藁筒を横にぶった切っただけのそれに特に仕掛けはなさそうだ。 其処から弓場へと距離を測りつつ戻る。 歩幅にして大股で三歩。 十尺。馬鹿にしているのか。 これで一矢でも外…