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2016 再開祭 | 海秋沙・前篇

    「朝飯は」 「うーん・・・」 まだ茫としたその顔は、何処かしら幼くすら見える。 この方は寝台の上、胸にぺたりと張り付いたままだ。 外の陽はそれでも待ってくれぬ。唯でさえ鉄原の秋の陽は短い。 海…