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2016 再開祭 | 一酔千日・結篇(終)

    「あ、ヒドさ」 出て行く背に声を掛けるあなたを、逃がさないよう抱き直す。 「ヒドは良いから」 「よくないでしょ、せっかく一緒に」 「良いから」 ほんの僅かの間だけだ。奴は判っている。そして俺も…