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2016 再開祭 | 一酔千日・後篇 〈離れ〉

    そうだ、俺だって酔う事がある。 ただ人前で酔い潰れるのが珍しいだけで。 初春の宵、眸の前には惚れ抜く女人。横には絶対に裏切らぬ男。 目下大きな敵がないという気の緩みも確かにあった。 そんな処で…