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2016 再開祭 | 一酔千日・後篇 〈 酒房 〉

    離れへと向かう庭、棟の角で足を止める。 気付かず進もうとするこの方の前、斜めに伸ばす腕で行く手を遮り 「・・・趣味が悪い」 その角の先の暗がりへと声を掛ける。 闇が揺れ、同時にゆらりと現れる闇…