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2016 再開祭 | 一酔千日・前篇

    「ヨーンア」 呼び声に居間で文机に向かう顔を上げる。 あなたは廊下から居間への境の扉から斜めに顔を覗かせ、書き物の進み具合を確かめるように文机を指した。 「ちょっとだけ、いい?」 「無論です」…