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2016 再会祭 | 待雪草・結篇(終)

    「トクマン君、ハナさん!!」 俺の足は長いし、平地なら負けない。 東大門から市中に駆け戻ると、儀賓大監の御門前に飛び跳ねる小さな影、そしていつも横を守る背の高い影が並んでいた。 小さな影は俺達…