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2016再開祭 | 胸の蝶・廿壱

    「大護軍」 久々の秋の晴れ間、部屋には窓からの光が溢れる。 私室に入って来たチュンソクが、気遣わしい顔で俺を見た。 眩しく明るい部屋の中、昨夜までの雨を引き摺る如きチュンソクの曇った顔。 「何…