CATEGORY 桔梗

2016再開祭 | 桔梗・廿(終)

    研究室のドアが軽い音でノックされる。 こちらからの返事を待つ間も惜しいのか、すぐにそれが開き 「教授」 今となっては親しみすら感じる顔が、隙間から覗いた。 「どうぞ、ユン刑事」 もうだいぶ慣れ…