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2016再開祭 | 秋茜・肆

    夜の宮廷の庭を走る。いつもならとうに庵に帰り着いている刻。 あの男は私の帰りを心配しているだろうか。 それとも私が戻らないなんて気づきもせずに、今夜も庭で一人、月を見上げているだろうか。 あの…