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2016再開祭 | 加密列・玖(終)

    「いきなり黴の生えた餅菓子をくれと頼まれて」 皇庭の庭先のカミツレを揺らす風。 メイユイさんは思い出したようにクスクス笑うと、洗濯物を踏む足を止めて私を見た。 「あの時からウンスさんは・・・い…