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2016再開祭 | 竹秋・拾弐

    「・・・何だ、それは」 広場に戻った俺の手に下げる小さな掌から奪った鍋と笊に眼を向け、呆れたように吐き捨てるヒド。 呆れていられるのも今のうちだと肚裡で笑む。 すぐに判った。あの方が抱えた笊を…