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2016 再開祭 | 想乃儘・壱

    典医寺の薬園を入った処で足を止める。 いつもならば昼餉時や、役目上がりのあの方を迎えに行く事にばかり気が急いて、碌に見もせず走り抜ける途。 小径の脇、今を盛りと開く梅花。 寒風の庭で真先に春を…