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2016 再開祭 | 婆娑羅・26

    手にした板を派手な音で取り落とし、何故か己の頬を抓ったまま目に涙を浮かべる男を見る。 俺が屈む前にこの方が手を伸ばし、足許に転がって来たカイの板を拾い上げた。 「カイくん、気持ちは分かる。残念…